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【読書】ジジイ格好良すぎ

邪眼は月輪に飛ぶ



本作品は、単行本1冊で完結している藤田和日朗の漫画だ。藤田和日朗は長期連載を手掛けて来た漫画家だが、この作品では起承転結を1冊の内に描き切っている。ビッグコミックスピリッツに7話集中連載していた作品だ。

この物語は、眼で見られた者は全て死んでしまうという呪いの力を持つフクロウ『ミネルヴァ』と、それを撃ち落せる唯一の猟師『ウヘイ』が対決する話である。ウヘイはかつて、猟師仲間の犠牲を伴ってミネルヴァを後一歩のところまで追い詰めるが、傷ついたミネルヴァをアメリカ軍に横取りされてしまう。そして13 年後、ミネルヴァを輸送中の空母が東京湾に座礁し、ミネルヴァは東京に放たれる。420万人の死者を出す未曾有の大惨事に、ついにアメリカは猟師ウヘイに協力を要請し、ミネルヴァ討伐に乗り出すのだ。

藤田和日朗の演出の上手さ、ストーリー構成の巧みさ、そしてクライマックスで無茶苦茶に盛り上がる情熱が、この一冊に盛り込まれていると私は感じる。特に本書181pは、両者の決着にふさわしいド迫力の描写である。後記でアシスタント達が、このページにトーンや白プー等で手を加える事を拒否した事が書かれているが、アシスタントの言う事は正しい。ペンとベタのみでこれほどの迫力を表現できる藤田の画にトーンを張る必要は無いと感じる。まぎれも無くプロの仕事である。

ちなみに本書は、寝る前の一冊としてもソコソコいける。難しくなくて長くない。ただ読後に興奮するのは少し頂けないか。それもこれもジジイが格好良すぎるのがいけないと思う。まぁ物語はハッピーエンドで終わっているのでいいか。

この物語は、「むかしむかし…」で幕を開け、「むかしむかし…」で幕を閉じる。それを踏まえると、現在連載中の『月光条例』へと繋がっているのだなぁ、とも取れる。長期連載から短編へ。藤田の転機となった作品である。
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