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【読書】コストパフォーマンスの悪い大作なのです。

ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編 上



『空の境界』でハマった奈須きのこが、講談社BOXで新刊『DDD』を出した。へーなんか贅沢なラノベが出来たのねーと思って読んだ矢先、『ひぐらしのなく頃に』が講談社BOXから出版開始。

『ひぐらしのなく頃に』の最終形態は、今ここに「小説」として結晶する

とか何とか、派手な謳い文句で煽られているのを見て、食指をそそられた。当時のひぐらしブームに完全に乗り遅れていた自分は、「これなら遅れを取り戻せるかも知れない…」「原作者の文章ならば…」と、恐る恐る手に取りレジへ持っていった。

読んでみて、「こりゃすげぇ」と思った。前半部分のうんざりするような萌え展開には、正直もう読むのやめようかなーと思わされた。しかし、事件が起きてからはホラーまっしぐら。怖くて面白くて、読むのを止められない。そして恐怖が最高潮に達したとき、主人公の圭一が殺されてしまう。これには参った。『ひぐらし』は8編からなるシリーズ作品である事は事前に知っていたが、最初のエピソードで主人公は死んでしまった。この後のエピソードは一体どうなるんだ?と、興味を持ってしまったのが運の尽き(金の尽き)である。

そして今、全てのエピソードを読み終え、小説アンソロジー集の「語噺し編」も全巻読み終えた自分がいる。今となってはキャラクターの一人ひとりが好きだし、前半部分の萌え展開も楽しんで読める。そんな私が『ひぐらし』の魅力を伝えるべく、文章を書き起こしているが、言いたい事を表現できる自信が無い。なにせ『ひぐらし』作品のボリュームは膨大で、多くの点において評価すべき魅力があるからだ。ゆえにここでは、「ひぐらしのここが面白いよ!」と私が思った点を述べたいと思う。

読んでない人には何のこっちゃ分からんと思うが、『ひぐらし』の魅力は、惨劇の打破に向けて仲間が決起し、エピソードが進むにつれて仲間の輪が広く、強力になり、最後には黒幕とのガチンコ全面対決に至る、という盛り上がりのプロセスにある(長い)。全8編に渡る大作だが、途中でダレる事無く最後まで読める。それは、各作品ごとに『ひぐらし』世界の謎が少しずつ明らかにされてゆき、読者の読み方も少しずつ変化していくからであろう。作者の竜騎士07は、このあたりの構成力、演出力の上手さがずば抜けている。さらに『祭囃し編』では、広げた大風呂敷を見事に畳み切っている。読後の満足感は素晴らしいの一言だ。浦○○○も見習ってもらいたいものだ(ぉ

『ひぐらし』の各エピソードは、雛見沢村の「Ifの世界」を描いたものである。竜騎士07は惨劇の打破に向けてIfの世界を構築したが、各キャラがエピソード毎に様々な魅力を見せるのを目の当たりにすると、さらなるIfの世界を見たくなる。そこまで来ると、『語噺し編』を最高に楽しめる段階に来ているであろう。『語噺し編』は一般公募により選ばれた作品を収めた、公式小説アンソロジー作品集である。600作品の中から選ばれた10編は、王道を貫くものもあれば、異端とも言える作品を含む。様々な人が描く『ひぐらし』の世界は、同人界隈の盛り上がりを端的に表していると言えよう。この辺まで読み進めば、あなたも『ひぐらし』の世界にどっぷり浸かっている事を保証する。

講談社BOX版の小説では、全てのエピソードが完結するまで6300ページ (!)、お値段にして22,300円(!!)を要する。ベルセルクを全巻買ってもお釣りが来る金額だ。さらに私は読破に100時間以上を要したし、はっきり言ってコストパフォーマンスは滅茶苦茶悪いと言える。今から『ひぐらし』を楽しみたい方は、価格の面から見ても、原作の同人ゲームをやった方が無難であろう。しかし、このようにエピソードを分割する方式でなければ、この作品は成り立たないであろうとも思う。物語を小分けに出すことで、「登場人物と読者が共に惨劇の謎を推理し、共に惨劇に挑む」という一体感を味わえるからである。『ひぐらし』ブームの頃は、新作がリリースされる毎にファン同士が謎を推理し合い、今日の同人界隈の下地を形成したのだ。

しかし、作品を小分けにすると、「買おうかなーどうしようかなー」という人には敷居が高く見えるものだ。事実私も購入前は、「どれがどれだか分からんし、全部買うの面倒臭そうだなー」と思っていた。しかし、それでも『ひぐらし』は面白い。買うだけの価値はあるだろう。

ちなみに、完結編である『祭囃し編』の巻末に、「『ひぐらしのなく頃に礼 賽殺し編』は3月発売予定です」と書いてあった。ま、まだ続くのか…
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