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【読書】オヤジの魅力が溢れまくり

孤独のグルメ 【新装版】



本書は、30代前半の男が一人でメシを食う漫画である。谷口ジローの写実的な描写が実に淡々としており、噛めば噛むほど味わいが出てくる。1997年に単行本が発売され、2000年に文庫になり、2008年に週間SPA!で10年ぶりに発表された新作を収録したのが本作だ。

個人で輸入雑貨業を営む独身貴族の主人公、井之頭五郎は、仕事で都内を巡り、腹を空かせてメシ屋に飛び込む。男の美学というか変なこだわりを持つゴローちゃんは、ぶた肉炒めとかカレーライス等のいわゆるB級グルメを好み、大体いつも大盛りで注文する。そして食す。

ハードボイルドなゴローちゃんは食事中は無言だが、頭の中では「うん!これこれ!」とか「マズくない!決してマズくないぞ!」とか、実にオヤジ臭い感想をやかましく述べている。それらは読者の実体験に近く、思わず共感してしまう台詞も数多い。しかし、これを客観的に見てしまうと実に滑稽で面白いのである。何度も読んでテンポに慣れてくると、ゲラゲラ笑えるほど面白くなる。だが、これで笑えるという事は、あなたが既にオヤジに片足を突っ込んでいるという事だ。注意されたい。

ゴローちゃんを見ていると、「食事を楽しむ」という事を、自分が忘れている事に気がつく。ある程度うまけりゃ気にせず何でも食べる私だが、ゴローちゃんは「ある程度うまいもの」を実にうまそうに味わって食べる。食事と真正面から向き合うゴローちゃんの食欲は対したもんだなと思いつつ、またこれが一人でメシを食うことなんだな、とも思う。

そういう意味では、私はまだ孤独にメシを食う経験が浅いのかも知れない。もう少し歳を重ねて、初めて『孤独のグルメ』に真の共感を覚えるのかも知れない。噛み締めた味わいが出てくるのは何年後になるのだろうか。実に奥深い本である。
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